地上天国祭の意義について

<質問者> 6月15日は「地上天国祭」を斎行するとのことですが、意義について教えてください。

メシヤの教えによりますと、『立春を期して弥増す神威は、6月15日を期して現界に移写される』とあります。神威が移写されると『浄霊力』と『浄化力』が強くなります。つまり、毎年6月15日を期して浄霊力が強くなると思ってくださったらよろしいですね。ですから、まず強くしてくださる事に対する感謝ですね。その想念が第一です。そして、強くなる浄霊力を一層身につけさせていただけるようにお祈り致しましょう。それでですね、浄霊は霊の行使ですので、この機会に行使する心の高まりが自分にあるかどうかを顧みておいていただきたい。そして、霊の行使をするに足る自分づくりに努めて参りたいと思います。

また、地上天国祭というお祭りは、地上天国の雛型完成を記念して始められたという経緯もあります。元々は、昭和6年が起源です。教祖・明主様は、昭和元年から啓示を受けられますが、その内容の検証に6年弱を要しておられます。そして決意を固められ、神示のまま昭和6年6月15日千葉県鋸山に登られています。その日『夜昼転換』のご神事に臨まれまして、天照皇大御神様を現界にお迎え申し上げて、東京の日枝神社にご鎮座申し上げておられます。ですから、私は時節ごとに日枝神社参詣を執り行うのです。それから、教祖・明主様は人類救済の具体的手段の一つとして「浄霊法」を確立され、昭和10年立教に踏み切られたのです。その由来からして、人類救済、地上天国建設の決意を更に強くする日であり、その為の力を頂く日でもあります。私の本に地上天国についてのメシヤの教えを紹介していますから、よく読んでお臨みください。

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『火の洗礼』の型が顕著に

さて、本日執り行わせていただきました「地上天国祭」は大変意義深い祭典です。立春祭を期して弥増す神威は、本日を以って現界に移写されます。移写されるとどうなるかと申しますと、キリストは‘水の洗礼’でしたがメシヤは‘火の洗礼’ですので、浄化力として強烈に現れてきます。

水はものを洗うとどうなりますか。水は汚れます。そういう性質をもっています。そのため水の洗礼は、自らも汚れ威力は衰退します。しかし、火は汚いものを燃やすとどうなりますか。燃やせば燃やすほど、益々盛んになります。ですから、火の洗礼は益々威力を増します。

浄化力は強烈ですので、私達人間にとっては惨状の様相を呈することもありますが、これから顕著な型で現れてきます。また火が盛んに燃える時は水も多く必要になりますので、雨というものも多く降ります。そうした認識を持って、周辺に起きる事象を注視すると良く解ります。

それでは、このように浄化力が増す時に私達はどうあればよいのでしょうか。浄化というものは霊の曇りに対して起きる訳ですから、自己を浄めていけば良い訳です。浄霊というものはそのためにあります。しかも、地上天国祭から浄霊力も強化されますから、安心できます。

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「地上天国祭」の由来

Q.  『日本人種の霊的考察』の(上)~(下)を拝読して「地上天国祭」を迎える、というご指導をいただき6月になりました。改めて、「地上天国祭」の由来についてお伺い致します。

A.  神代から今日までの日本の裏面史的内容でしたね。今後、日本を中心にして世界の文化がどのようにして発展してきたのか、という内容をお伝えしたいと思います。あのアインシュタインが日本をして、「世界の文化の中心がここだ」と述べさせしめた経緯にまで辿り着くと思います。

さて、「地上天国祭」の由来については、3つばかり挙げておきます。

(1) 「夜昼転換」の神事

教祖ご自身、昭和元年(1926年)にご啓示を受けられております。ところが、我々凡人と違いまして、すぐに教祖とはなっておりません。まず、その内容の検証を行なっております。ご啓示の内容が、先ほどの教えのようにそれまでの人類の知識とは大きく異なるものばかりだったからです。また、ご自身『婦人科以外のあらゆる病気を患った』と述べられているように、病気に対する「判釈」を有する下地を持っておられて、それらに一つひとつ照らして検証されたのですね。お子様方も随分と実験台にされています。

その作業に5年余を掛けられております。そして、救世主としての任を決意されたのが昭和6年(1931年)のことです。そのご決意があって、6月15日の「夜昼転換」の神事に臨むために千葉県鋸山に登られております。この時に啓示を受けた、という捉え方を前の教団執行部ではしておりました。そのことが、教祖の神格を落としてしまう事になり、それがやがて「ご法難」へと繋がり、紛争を繰り返す原因となりますが、それはまたの機会にお話しましょう。

ここで大切な点は、教祖の決意があったからこそ「夜昼転換」はあった、ということです。それ故、メシヤという存在なのです。そして、それから立教まで3年余を要しております。この間に浄霊法の確立、とりわけ浄霊力をどのようにして万人へ伝授するか、ということに苦心しておられます。弟子の中で初めて浄霊を許された人は、教祖の『浄霊を許すからやってみなさい』というお言葉で許されております。

この『浄霊を許す』ということを形にしたのが、教祖ご揮毫の「御守り」をいただくということでした。そして、御昇天の前年である昭和29年に浄化のために御文字をお書きになれなくなり、『御守りはなくてもよい。入会者の氏名、年齢、職業を私に報告するだけでよい』と、執事にお言葉を下さっております。私達は、メシヤ様から『許されている』という自覚を強めていかねばなりません。

(2) 地上天国の雛型完成

次に挙げられるのは、箱根神仙郷の完成です。昭和28年6月15日に「箱根地上天国完成記念祭」が執行されました。前年の6月15日に「箱根美術館」が完成し、オ-プンに際して6月29日から7月1日までは、各界の著名人や地元有力者を招いての美術館の開館披露がなされました。そして、設立の趣旨を説明されています。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などは、芸術を美の誘惑として拒否した時期もありましたが、やがてそれらの宗教への帰依の心から優れた芸術文化が花開いたことは周知の事実であることを踏まえて、『宗教本来の理想は、真と善に加えて美の世界を作ることにある』ことを力説されています。そして、日本の使命は、この美によって世界人類を癒し、文化の向上に寄与することにある、と述べられております

また、地上天国の雛型を建設するのは、宗教本来の理想を実現し、日本が神から与えられた使命を果たす一助とする意図に基づいていることを強調されております。私達も、小さくとも「我が家を地上天国の雛型にする」取り組みに努めて参りたいと思います。そういう意味からも、現在開催されております「浜名湖花博」に出かけて、大いに参考にすることも大事ですね。

なお、日本美術の名品が数多く海外へ流出することを政府でさえ手を打つことができずにいた敗戦直後、先んじて、日本の伝統芸術を守り、優れた芸術を大衆に開放しようと努力した姿勢は、現代社会の芸術振興活動の礎となったことは周知の通りであります。

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『夜昼転換』の神事が地上天国祭の原点

メシヤ様は、昭和元年天啓を受けられ、昭和6年まで天啓内容に関する検証を重ねられ、ご決意を固められます。そして、同年6月15日に千葉県鋸山へ赴かれ『夜昼転換』の神事に臨まれました。昇り来る日輪に向かって天津祝詞を奏上し、天照皇大御神様をお迎えになられ、後日、日枝神社にご鎮座申し上げております。

かつての教団(現・世界救世教)では、この日に『夜昼転換』の天啓がなされたように教えて来たために、かえって信仰を深めにくくしております。天啓は昭和元年からあったのですから、当日に天啓があったとするのでは意味合いが異なってまいります。また、主神様は、その年(昭和元年)から『夜昼転換』をなさる御意図で、メシヤ様に留まらず様々な分野の偉人にご啓示をされております。相対性理論しかり、合気道精神なども同様です。

もちろん、その中心的御神業の大任を受けられた岡田茂吉教祖へ、宇宙草創期から今日までの歴史の真相が啓示されました。御教え拝読により、その深奥さ、崇高さに触れることができます。

ところが、教祖は極めて慎重で、啓示内容を確かめずには任を受けられませんでした。ご性格がそうさせた、と拝察できます。また、新聞事業に手を染めようとされたご経験も関係していると思われます。様々な角度から検証する素養がおありになったのです。

これは、会社組織などで頂点に立つ人は様々な部署を転勤し、組織全体を見渡せるようになることと似たところがあります。政治家も二世は何かと批判を受けますが、親を通して政治の裏表や外交の駆け引き等を見て育つということは、検証しつつ成長するということになります。もちろんボ-ッとしていてはダメですが、強い意志で模索したならば、国を背負う素晴らしい政治家になります。

検証を重ねられ確信を持たれご決意されたことになりますが、それ故に、『夜昼転換』の時期は昭和6年までずれ込んだことになります。これは、どういう意味を有しているのでしょうか。

天啓なのに検証が何故6年にも及んだのだろう、という疑問が湧きますが、単なる霊憑りかもしれないし、確実性のないものでしたら、内容が大きいだけに深刻なことになります。曖昧なままでしたら、自己満足、自慰行為になってしまいかねません。それだけに、確認を積み重ねられたのだと拝察させていただいております。

私が「神界通信」を独自の活動開始後6年余を経て発信し始めたことも、レベルの差はあっても同様の意味合いを有しております。

それ位慎重でなければ、また「自分はその任は重すぎる」という謙虚さがなければ、「メシヤ」という大任は主神様から下されなかったことでしょう。しかし、一方で慎重なるが故に時期はずれます。二面性があるということです。

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「地上天国祭」の由来

「地上天国祭」の起源については、先月お話しております。それに加えて、「地上天国祭」という名称の由来をお話致します。昭和28年に「地上天国の雛形」である箱根神仙郷が完成し、その完成をお祝いする祭典が執り行われました。以来、毎年6月15日に「地上天国祭」を執り行わせていただくようになりました。

「地上天国の雛形」の第一号が箱根に完成したということは、大きな意味があります。御教えには『箱根の「神山」が霊的には世界の中心である』とされております。しかし、「神山」は火山ですので、神仙郷を通してお祈りするということで、「地上天国の雛形」づくりがなされたのです。

そして、このことは御神体の意味するところと共通しております。そのことから、こうして御神体をご奉斎させていただき、毎月月次祭をさせていただいている所が、小さい「雛形」と言えるのです。つまり、現在「地上天国の雛形」は、御神体のご奉斎と共に拡がりを見ていることになります。

「地上天国祭」を期して現界へ移写される神威とは

メシヤ様は『立春祭を期して神様の揮われる神威は弥増す』と御教え下さっております。そして、その弥増す神威は地上天国祭から現界に移写される、とされております。この神様の揮われる神威というものが現界に移写されると、どういうことになるかと言いますと、三つの点でお話できると思われます。

<浄化力の強化となって>

まず、浄化力が強くなる、ということですね。神の本質である御光が絶対的なものとなり、「昼の時代」到来を促進させる火素が増量して、浄化力が強まって行きます。この祭典に際して、前もって浄化をいただかれた方もいらっしゃいますが、この方々は「神様から期待されている」と受け止めていただくといいですね。

浄化というものは、私達の霊に堆積する曇りや肉体に溜まった汚れが御光、火素によって洗われることです。大変有り難い、神様の大愛なのです。これは身体的なものに限らず、家庭や職場などで揉め事が起きることもあります。「どうしてこんなことが起きるのだろうか」と思うかもしれませんが、「夜の時代」の曇りの清算であり、地上天国建設のためには不可欠なのです。当然ながら、浄化力の強化に伴って、曇りや汚れに応じて生じやすくなります。神様の大愛が明らかなる形となるということですね。

<浄霊力の強化となって>

そして、私達が授かっています浄霊力も強まります。浄化作用が神様の大愛の現われ、と先ほど申しましたが、更に積極的な形が浄霊です。浄化は受動的な面がありますが、浄霊は能動的です。自らの意志により取り次ぎ、またいただくものです。

昼の時代の到来に伴って、天国天人に相応しい身魂へと浄まらせていただくための、積極的手段です。しかもこれまでお話してきたように、「火の洗霊」ですから、取り次げば取り次ぐほど強化され、勢いを増し、何者の影響も受けずに浄まりを許されてまいります。「なるほど強くなるのか」と感心するだけではなく、数多く実践していただきたいですね。

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