言葉の持つ本来の意味や言霊の持つ力

「ところで、日本には中国より古い文字があったことはあまり知られていません。その一覧表が在ったからこそ平仮名は生まれたと理解するのが自然でしょう。皆さんが自由自在に使用している平仮名は、漢字から創られております。

『安⇒あ』『以⇒い』『宇⇒う』『衣⇒え』『於⇒お』となったことはご存じですね。私は小学5年生の時に知りました。驚きました。そして不思議な思いに浸りました。

平仮名自体美しい文字なので不満はないのですが、元々の文字を知っていないと『あいうえお』の持つ本来の意味や言霊の持つ力というものは理解できません。意味を知らないと言葉が乱れる一因にもなります。

古い文字とは古代文字と称されていますが、現在使用されております平仮名とだいたい同数です。代表的な古代文字の‘ホツマ文字’などは、母音と子音に対応する要素をそれぞれ定め、二つの組み合わせによって文字を形成しています。それが実に論理的な意味を含んでいます。

また、古代人は記録を執らずともほとんど記憶していたので、文字の数を多くは必要としていなっかったようです。しかも、一文字一文字に多くの意味を持っており、高い霊性によって何を意味するかを判断できていたようです。信仰において‘気配り’‘心配り’‘勘働き’を課題とするのは、そうした日本人本来の特性を甦らせるためなのです。

よく‘メモを執りなさい’と言いますが、記憶力の弱さの現われですね。薬毒のために人々の記憶力が弱まったので、文字を増加させないといけなくなり漢字を導入したのです。日本人にとって不幸なことは、覇権主義と同時に導入せざるを得なかったことです。

これも経綸上のことなので仕方のない部分もあるのですが、本来の日本人の持つ『和』を尊ぶ心が薄れて、しかも変質してしまったことは残念でなりません。そこで、高い視座でこうしたことを考えるために、参考にしていただきたいことを話しておきます。