健康保険制度について

私達の御神業は、約80年間、病・貧・争の解決ということに取り組みながら、健・富・和の世界を樹立する、ということで進められてまいりました。ところが時代が進み、時代苦というものは単純なものではなくなりました。

十数年前になりますが、自民党本部の役員と銀座で会食したことがあります。当時所属していた世界救世教の常任理事と3名でした。席上で話題に上った一つに、「国民健康保険」がありました。党幹部は「世界救世教のお蔭で健康保険制度が確立した」と述べ、お礼とも、感慨とも取れる話をしてくれました。

終戦後、浄霊による治病効果が顕著で、破竹の勢いで発展した時に、医師会が脅威を感じて政界に働きかけて健康保険制度を作り上げたのでした。そして、病気になっても「貧」で苦しむことのないように、日本の社会制度は充実を見ました。これはこれで大変好ましいことなのですが、同時に新たな問題を生み出してはいます。履き違えた健康ブ-ムをはじめとする日本の現状を見ればお解かりですね。

今回は、病気に対する判釈(はんじゃく)とは別次元で話をしています。

ともかく日本人は、病気になっても困らなくなりました。誰でも病院へ行けるようになりましたからね。しかも、健康保険を使える範囲内であれば、「貧」で苦しむことも少なくなってまいりました。表面的には、「病」で「貧」を生じて苦しむということは非常に少なくなった訳です。社会制度の充実が進んだお蔭ですね。

ですから、私達のように「真の健康」を知っている者からすると、「病気になってお困りであろう」と思うのですが、ご当人は余り困っていない場合が多いのです。時代苦は、病・貧・争ということで割り切れなくなり、複雑化しつつあるのです。

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国民医療費について考えさせられること

前回、「健康保険」制度確立の経緯について触れました。病気になっても「貧」で苦しむことのないように目指す制度は、歓迎すべきことです。しかし、本もとの病気は一向に減少しないという問題は横たわっております。

この程、「国民医療費」が史上最高になった、とする報道がありました。厚生労働省による平成15年度「国民医療費」の概況は、31兆5375億円で、前年比1.9%の増加ということです。(詳しくは厚生労働省公式サイト参照)

医学が進み、医療も「画期的な」と謳われる新技術が発表され続けますが、どこまで行っても対症療法の域を脱し得ません。根本的な解決に繋がる発表は、メシヤ教の御教え以外は見い出せないということが現状です。

また、国民一人当たりの「医療費」は24万7100円ですが、65歳未満は15万1500円なのに対して、65歳以上は65万3300円ということです。今後も、少子高齢化が進むことは確実でしょうから、この数字からは深刻な事態を招くことが予測されます。

2007年問題が取り沙汰されますが、日本は本当の意味での「構造改革」を急ピッチで進めねば、とんでもないことになります。「本当の意味での」と申し上げたのは、政府が取り組むことは勿論なのですが、国民一人一人が取り組むことも大なるところがあるからです。このことは、前回例を挙げてお話いたしましたが、現代人の意識改革が必要です。

私は、お蔭様で今月28日に玖珠町「国民健康保険」から「医療関係等無受診表彰」を受けます。「国民健康保険」に貢献したということですね。メシヤ教の教えと力によって健康を維持させていただいているからこそであります。しかし、7月は大変なことがありました。