「禁断の木の実」に秘められた真実

今回掲載の御教えを細かく区切って拝読するとより、鮮明に論立てが浮かび上がってまいります。

『前項の如く悪の九分九厘に対して、善の一厘が現はれ、絶対神力を揮(ふる)って既成文化を是正すると共に、新文化を打ち樹(た)てる。早くいえば掌(てのひら)を反(か)えすのである。之が今後に於ける神の経綸の骨子であって、其(その)破天荒的企図は想像に絶するといってよかろう。』

昭和27年文創の折に『経綸の骨子』として示されており、御在世中にその変更はありませんでした。ですから、先程の『経綸』として打ち出したとしても、如何に御神意から逸脱しているかがお判りだと思います。

そして、『破天荒的企図は想像に絶する』という前書きに沿って次のように解明してくださっているのです。

『之に就(つい)ては彼(か)の旧約聖書創生記中にある禁断の木の実の寓話(ぐうわ)である。勿論(もちろん)之は比喩(ひゆ)であって、エデンの園にゐたアダムとイブの物語は、実に深遠なる神の謎が秘められてゐる。それを追々説いてゆくが、之を読むに就(つい)ては全然白紙にならなければ、到底分りやうがないのである。言う迄もなく木の実を食ふ事によって悪の発生である。といふのは木の実とは薬の事であって、薬によって病気が作られ、病気によって悪が発生する。処が人類は紀元以前から、病気を治す目的として使ひ始めたのが彼(か)の薬剤であって、禁断の木の実とは、何ぞ知らん此(この)薬剤を曰(い)ったものである。

メシヤ様は、寓話「禁断の木の実」に秘められた神の謎を解き明かされたのです。この重大な御解説は、欧米人を始めとする人々が太古の昔から抱えていた謎の核心を氷解させるものだったのです。しかし、このことは世界へ知らしめてはおりません。それどころか、残念なことに本家本元が埋めてしまおうとしているとしか思えないことが続いているのです。前掲の書き込みの通りです。

薬剤こそ悪発生の根本

そして、メシヤ様は、寓話に秘された真実の暴露をスタートに、以下のように具体的手段の根源の説明を加えてくださっているのです。

『茲(ここ)で曩(さき)に説いた如く、人間は霊と体とから成立ってをり、霊が主で体が従であるといふ原則も已(すで)に判ったであらうが、そのやうに悪の発生原は霊に発生した曇りであり、此(この)曇りに元から憑依(ひょうい)してゐた動物霊と、後から憑依(ひょうい)した動物霊と相俟って、人間は動物的行為をさせられる。それが悪の行為である。』

『早く言えば霊の曇り即悪である以上、悪を撲滅するには霊の曇りの解消である事は言う迄もない。』

『処が曇りの因(もと)こそ薬剤であるから茲(ここ)に大きな問題がある。勿論(もちろん)霊の曇りは濁血の移写で、濁血は薬剤が造るのであるから、人間薬剤さへ用ひなくなれば悪は発生しないのである。斯(こ)う判ってくると禁断の木の実、即ち薬剤こそ悪発生の根本である事が分るであらう。』

この論立てを見ると、極論ながら仮に浄霊力がなくとも宗教の使命として、悪をなくすために『薬剤を用いない』姿勢を貫かなければならないはずなのです。ただし、当然のことながら信者に強要し束縛するということではありません。

これに対して貫かないという団体は「御教えを信じない」ということを公言しなくてはなりません。信者は御教えを信じて所属しているのですから、「信じていない」と公言して離脱してゆくか、方向転換の根拠として「御教えを信じない」ことを提示して、所属信者に選択の自由を与えなければなりません。

平成23年5月メシヤ講座より

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