時節到来を感じさせるアンケート

皆さん、「伊都能売観音」様入仏76周年記念式典おめでとうございます。

今年も大勢お集まりいただき、メシヤ様御描画の「伊都能売観音」様を通して主神様、メシヤ様へ感謝の祈りを捧げさせていただくことができました。メシヤ様が御描画になられた経緯(いきさつ)は今までに幾度もお話しましたが、“何故、「伊都能売観音」様なのだろうか”ということには触れてはきませんでした。

「日之出観音」様は、大日本観音会発足時の御神体であったことはご承知の通りです。ですから、御遺作集に照らし合わせてもここに御鎮まりいただいているのは「伊都能売観音」様の御姿に相違ありません。

観音力を持つことで夙(つと)に知られたことから、地崎宇三郎氏が当時のメシヤ様へ御描画の依頼をしました。小樽と定山渓の間に道路を建設する際に、余りにも厳しい自然のために犠牲者が続出し、“観音力によって自然を和め、これ以上犠牲者が出ないように願った”とされています。メシヤ様はその依頼を受け御描画に取り掛かり、十月十日後の昭和10年10月17日に御下付されています。そして、この地で同26日に「入仏式」として御奉斎式が執り行われました。

メシヤ様が御描画の際に「伊都能売観音」様とされた御意図を求めたいと思います。

求める際に参考になるのではないか、という出来事が今月にありました。NPO法人「にっぽん文明研究所」から“「伊都能売神観・御倉板擧神」についてのアンケートご協力のお願い”というものが届きました。アンケートと呼ぶには大きな題材の質問ですので驚きましたが、時期的にも深い意義を感ずるところから、的確に返答しておく必要があると考えました。

というのも、ギリシャの財政危機に端を発した欧州の信用不安は容易に打開できず、アメリカ・ウオール街に始まる格差社会の是正を求めるデモは世界を一周した、と言われます。こうした国際情勢に対して「資本主義経済が瓦解する恐れがある」と指摘する専門家もいるほど、深刻な事態を招いています。もっとも、現在の経済は実態経済の破綻という意味合いではなく、金融至上主義に流されていることが招く不安的要素として直面している問題なのです。

かかる時にこそ、『伊都能売思想』が求められており、諸問題を解決に導く鍵になりますので、適切に返信しなくてはならない、と考えたのです。勿論、資本主義にも共産主義にも偏らない、とする論説です。その根幹にもなる内容でもありますので、許容量を超える回答をしました。ここで、その内容を読み上げます。

外部の方への返信ですので、表現もそのようになっています。

「にっぽん文明研究所」御中アンケートの回答を送信します。

教団名「メシヤ教」

1.貴教団の「伊都能売神観」とはどのようなものでしょうか。

に対して

「世界救世(メシヤ)教」岡田茂吉教祖が執筆した『文明の創造』を、質問に対するお答えの論拠とします。

この論文は内部的には知られるところですが、対外的には未発表のものです。

何故、この論文を論拠とするかと申しますと、質問に関する内容については昭和十年から様々に語られてはおりますが、信教の自由及び言論の自由が保障されるまで、皇室に配慮しての記述が続き、不明瞭な部分が存在しました。一方同時に、教祖自身の神格の変遷もあり(これは、2.の質問に関わる内容ですが)、それに伴い発表内容も吟味された上で論調が整えられています。

『文明の創造』は、昭和27年、満を持して執筆に当たったものであることから、論拠とする理由にした次第です。

メシヤ教では『文明の創造』を内部資料として復刻して、来年6月には外部向けに出版する予定です。

内部資料は12月に完成しますが、それに、“「世界救世(きゅうせい)教」三派、神慈秀明会、天聖真美会の信者の皆さんへ特に読んでいただきたい”というサブタイトルを付けた「天国篇」の仕上げ解説(代表の執筆原稿)を添えたものにします。出版社は未定です。

その中に記述されている「仏教の起源」「伊都能売神」「観世音菩薩」の内容が回答する場合の具体的論拠になります。正確を期すために引用しますが、長くなることをご容赦ください。

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ここに『文明の創造(宗教篇)』より『仏教の起源』『伊都能売神』『観世音菩薩』の全文を添付しました。三タイトル共に本年12月23日刊行の『文明の創造(三) 宗教篇』から添付したものですが、ここでは、紙面の関係から本文を割愛させていただきます。発刊をお楽しみに。)

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2.岡田茂吉師が静岡事件で留置場に収監される法難にあわれたとき、腹中に最高最貴の〇〇〇〇〇神が入られたとされております。その神とは御倉板擧神(みくらたなのかみ)といわれておりますが、貴教団での見解を教えてください。

に対して

『天上の王権のシンボル』としての御存在と捉えています。素盞嗚尊が押し寄せてきた理由もそれを狙ったものでしょうし、神武天皇が中国から上陸し高千穂に身を潜め素盞嗚尊による治世の乱れを目論んでいた理由も同様でしょう。しかし、覇権主義においては手にすることができなかったことは自明の通りです。

また、『天上の王権』であることから創造主、宇宙の主宰者(主神様)から降る御霊であり、昭和元年岡田茂吉教祖の腹中に宿った光の球に、昭和25年「チョン」が入り「ス」となり、この時から『メシヤ(救世主)』という御存在になった、と理解しています。

この内容については、ご承知のように『〇〇〇〇〇』の神とした表現に留めています。その後も踏み込んだ教祖の直接的執筆はなく、当時の井上茂登吉執事のみに明かされた内容、とされています。教団境内の外で井上氏他と執り行った神事において、宇宙の主宰者からの降臨であることが承知できます。その意味から、井上執事のみに明かされた内容、とされています。

ただし、教祖言の『主神直接の啓示』や『主神直接の絶対力』という表現がそれを雄弁に物語っていると思われます。

そして、メシヤ教では、そのことに対する認識を深めた者ほど救済力を発揮することができている、という(客観的に見ての)現象が起きています。

以上です。

こうしてまとめてみても、大きなテーマであると思います。ここに「伊都能売観音」様が御鎮まりになられてより、次第に北海道の自然は穏やかなものとなり、道路建設も無事に進捗した、と聞いております。そして、地元の方々の篤い信仰心により今日まで観音堂が守られてまいりました。

問題解決へと導かれたのです。そのことと重なり、現代においても、時代がメシヤ様の思想を求めているように痛感する今日この頃です。それというのも、先程“諸問題を解決する鍵”と申しましたが、現在学びを重ねている御論文『文明の創造』こそ解決へと導く道標(みちしるべ)となるからです。

平成23年10月メシヤ講座より

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